広報100箇条

広報実務にヒントとなるノウハウを紹介していきます。 広報力向上に少しでも寄与できれば幸いです。

メディアリレーション

取り敢えず“記者懇親会”はありか?

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うちはメディアリレーションが弱いから、記者懇親会をやりたい。これは新規のお客様からよく聞く言葉である。正に“取り敢えず記者懇親会”と言った具合だ。しかしこれは、これから広報体制を構築していこうとするお客様だけではなく、名も知れた企業も含めてである。では記者懇親会に対する要望が多いのだろうか。

確かに記者懇親会は、日ごろの個別取材や記者会見などと違い、一定のテーマについて話をするわけではなく、ざっくばらんに話ができ、また記者からの話もゆっくりと聞ける。一度に多くの記者と接することができることもあり、リレーション構築という点ではメリットは大きいだろう。
またメリットは発信者側のみならず、記者側にもある。普段なかなか会えない社長に会えるばかりか、多くの担当役員にも一度に会える。しかも通常の取材と違って、広報の立ち会いのない環境で自由に聞けるのだ。

しかしメリットを裏返せば、デメリットにもなることを忘れてはならない。日ごろ頻繁に取材対応をしている社長は問題ないとして、余りメディア対応を行っていない役員の方々が不用意な発言をするケースは少なくはない。一般的に技術者は、自社の開発力を誇ろうとする傾向が強く、また営業サイドも敵対する競合企業の情報を必要以上に話すことが多い。
敢えてこの様な状況を活用するという手もあるが、大前提は広報のコントロール下で行うことではないだろうか。参加者へのメディアトレーニングなど、事前準備は必須であろう。

また記者懇親会で一番留意しなければならないことは、“記者は書くために来る”ということだ。そのためには、「書けるネタ」「書ける切り口」「書けるタイミング」などを準備しなければならない。でなければ、1度は参加したとしても2度目はないであろう。加えて、記者懇親会は継続的に実施することをお勧めする。決して都合の良い時にだけ開催してはいけない。いつ、どこで、誰が参加し、どのように、いつまで実施するのかという情報も発信していることも忘れてはならない。

広報27箇条 記者懇親会を甘く見るべからず!

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「良く見せる」が広報ではない

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 誰しも報道発表をした際、好意的な報道がされると気持ちが良いものである。報道したメディアに理解を得られただけでなく、またそれを見た視聴者や読者も好意的に受け止めるからだ。広報を担当していることの喜びを実感できる瞬間ではないだろうか。

しかしこの好意的な報道を獲得するのが広報の目的ではない。あくまでも広報は情報の受発信をする手段である。このことを履き違えている人は以外に多いのではないだろうか。上辺だけで良く見せたいという姿勢は、結果的に良く見られるとは限らない。むしろ逆にとられると認識しなければならないであろう。

例えば、調子の良い時だけ都合の良い事を言う友人がいたら、あなたはこの人のことを親友と思えるだろうか?何かあった際に、助けたいと思うだろうか?むしろ調子の良い奴という認識をしないだろうか。うわべだけで中身は何を考えているか解らないと思わないか?しんどい時、苦しい時にも情報発信を行い、今こういう努力をしている、まだ不十分であるがこんな結果が出てきたなどと正直に言ってくれる人の方が、信用できるのではないだろうか?

メディアリレーションも同じこと。良い時にしか話さない、都合が悪いとダンマリを決め込む、社会貢献すれば良いのだろうと事業と全く関係ないCSRをアピールする、またそのCSRがメディアに取り上げられそうになければ企画段階でボツにするなど、思い当たる節はあるのではないだろうか?
売名行為だけのCSRを行ったとしても、少なくともメディアはお見通しであるため報道はしないのであろう。

結果的に良く見られたのであれば、良いことだけを発信するのではなく、どんな時でも積極的に情報開示をしていく姿勢を見せていくことではないだろうか?

広報11箇条 広報は常に姿勢を見られていると理解せよ

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本当のメディアリレーションとは

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新規のお客さまの場合、「うちはメディアリレーションが出来ていないのだよね」という言葉を耳にすることがある。だが、メディアリレーションとはどういうことなのか。

メディアリレーションとは、メディアとの関係構築であり、発信者側とメディアがお互い信頼しあった上で、コミュニケーションを継続的にとっていくことである。この関係が本当に構築できているのであれば、またその付き合い方が正しいのであれば、幾らお互いの担当が替わったとしても初期の時間さえ目をつぶれば継続的に同じような関係は築けるであろう。記者側からも後任者を紹介したいと言ってくれる筈だし、引継ぎもしてくれる。その様な関係が築けているのであれば、この項については読んで頂く必要はないであろう。

しかし、問題なのは、単に仲が良い、上手く関係を築けていると思い込んでいる人である。記者も人の子、情報欲しさに何もない時に記事を書いてくれたり、食事のお誘いがきたりと営業的な振る舞いをすることがある。だが、これだけでは信頼関係を築けているとは考えない方がよい。仲が良いと勘違いをして記事に値しないニュース素材を提供し続けたり、取材後の記事化を必要以上に迫ったり、いちいち掲載された記事にクレームを付けたり、記事が出る前に内容確認を要求したり、そして修正を迫ったりはしていないだろうか?

忘れてはいけないのは、記者は自分で新規性や社会性などのニュース性を感じるから報道したいと思うものであり、それを強要されること(書かされること)を最も嫌う。また担当記者はあくまでも現場の記者であり、報道されるまでには上長のチェックや他のニュース素材との競争があるため思い通りに出来るものではないということである。そのあたりの記者の立場をまず理解し、受け止めることがリレーション構築の第一歩であると言える。

単に仲良くすることを目指すのではなく、記者の立場を理解した上で、報道しやすいタイミングで報道しやすい素材の提供を、そして何よりも大事なのは“誠実に付き合うこと”ではないだろうか。

広報7箇条:記者と仲良くなろうとはせず、付き合い方を日々点検すべし!

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