広報100箇条

広報実務にヒントとなるノウハウを紹介していきます。 広報力向上に少しでも寄与できれば幸いです。

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オフレコはあるのか?

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オフレコという言葉があるが、皆さんはどの様な認識をされているだろうか。広報用語の中でも一番理解されていない、或いは間違った使い方がされている部類に入るのではないだろうか。オフレコは、Of The Recordの略語であり、記録しない、つまり取材などで「記事にしない」という前提で記者に話しをすることであるが、広報業務のみならず一般的にもオフレコでと前置きして内緒話などをすることもあり、随分と間違えた認識がされているようだ。基本的にオフレコは存在しないと考えるべきものである。

取材や会見時に、通常の説明や質疑応答が面白くなく(ニュース性がない)、オフレコと前置きして話したことだけが報道されるというケースは充分にあり得ることだ。発信者側も取材や会見などで期待する報道のされ方があるであろう。しかし、不用意にオフレコとして話した内容が最初予定していたストーリーよりもニュース性があると判断した場合、やはり話しが逸れてしまいがちであり、報道結果にもそれがあらわれるケースは多い。記者が望むのは、あくまでも「報道できるネタ」であり、他社よりも早く、他社と違った情報を発信したいという事である。発信者側としても望んだ報道結果を出すためには、オフレコ含め余り脱線しない方が無難である。

また記者は、発信者の情報のみならず、競合他社や業界動向にも常にアンテナをはっており、取材時に他社の情報も収集している。記者が「最近ご無沙汰なので伺いたい」などと取材に来たとしても、必ず何かの意図があり、大前提は書ける(報道する)ネタ集めである。予期せず記者側から突然の取材依頼がきた場合は、自社の話しではなく、競合他社の情報などを狙っている場合が多い。その様な場合は、調子に乗って競合他社の悪口を言うなど不本意な発言には注意をすべきであろう。

敢えて競合他社の情報をオフレコとして話し報道を狙うという手法も無くは無いが、逆も充分にあり得るため、記者と十二分の信頼関係が構築でき、充分な経験を積まれた方以外は使うべきではないだろう。

広報16箇条 オフレコはないと思うべし!

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リリースの一斉配布は、ニュース性を下げる

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皆さんは広報素材を発信する際、どの様な手法でメディアに伝達しているのだろうか。リリースの一斉配布という手法が一番多いだろう。大量にコピーし、ホッチキス止めや封入作業のあと郵送するところもあれば、ボタンひとつで一斉にFAX送信するサービスを活用しているところ、またはリリースの原紙をPR会社に渡し、後は宜しくというところもあるだろう。

しかし苦労して一斉配布を行い、記事として取り上げられれば良いが、取り上げられなかったことはないだろうか。広報素材全てにリリース一斉配布が適しているとは言えないのである。

基本的に記者は、リリースは記事を書くきっかけとしか考えていない。もちろんリリースからも記事を書くが、その情報だけでは書けてもベタ記事だろう。記者は基本的に興味を持ったことを取材等で掘り下げ、独自に記事を書くことを好むしそれが仕事と考えている。もちろんその素材にもよるが、各メディアに同時に同じ情報を配布されて喜んで飛びつきはしないということである。自分が書かなければいけないとは思わない。わざとタイミングをずらして、業界動向や独自の見解などを加えて書くケースが多いことからもそう言えるのではないだろうか。

リリースの一斉配布は、一度により多くの記者に効率的に周知頂ける上、フェアディスクローズの観点からも適切な伝達方法であることは間違いない。ただ、報道されなければそれは単にメディアにお知らせしただけであり、読者や視聴者に伝わることはない。

リリース配信は、そもそも読者や視聴者に伝えるのが目的のはず。であれば、発信のたびに、どの様な手法でどのメディアにアプローチすべきかをよく検討する必要がある。

広報5箇条 広報素材によって発信方法を吟味せよ

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