広報100箇条

広報実務にヒントとなるノウハウを紹介していきます。 広報力向上に少しでも寄与できれば幸いです。

報道規制

間違いだらけの情報開示

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かつて情報開示の必要性が叫ばれたお陰か、企業の情報開示に対する姿勢は変化してきた。しかし逆に情報開示ばかりして失敗している例がある。それは政治家(政党)である。企業にコーポレートPRという考えがある様に、政治にも政党PRという発想があってしかるべきだ。最悪、選挙の時だけでも行えば良いものの、それすらされていない。その情報開示のし過ぎとはどういうことか。

企業で情報開示をする場合、トップマターは社長が、それに準ずることであれば、財務担当や開発担当役員などがそれにあたるのが一般的である。というか、どう考えても常識だ。しかし政治においてはその常識が当てはまらないようだ。党としてのトップマターは、党首が述べるはずなのだが、企業でいう役員、管理職クラスのみならず、一般社員の様な1年生議員なども平気で発言するばかりか、自身の党への批判も自由の様だ。企業は企業価値向上のために広報活動などを行うが、政治家は自身のアピール、保身のために政党の価値を下げているとしか思えない。

また開かれた政党をアピールしたいのか何をしたいのか解らないが、検討段階や中途半端な望みなど自己アピールしたいがためにメディアを通じて発信するのは如何なものかと思う。逆に国民に不安や失望を与えているということには気付かないのだろうか。政党には逆に党内への報道規制を、情報管理を徹底してもらいたいものだ。

これほど酷い例は企業にはないだろうが、社長の失言や部門長レベルの取材時のいき過ぎた発言は十分にある。情報発信は積極的に行えばプラスに働くものではない。適切な時に、適切な人が、適切に発信してこそ意味がある。政治家を見て笑っているばかりではなく、取材時の人選基準など見直してみては如何だろうか。

広報62箇条 適時、適切な方法で発信すべし


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草なぎ剛氏にみる危機管理広報

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2009年4月23日未明、赤坂の公園で酔っ払いが騒いでいると近所の住民から通報を受け、SMAPの草なぎ剛氏が現行犯逮捕された。今回の一連の事件に関しては、ネット上でも賛否両論、連日賑わっていた。ここで一連の逮捕劇について検証しようというのではない。単に広報的な視点で見た場合に、参考になればとの思いである。

まず第一点。誰しも酒を飲めば酔っぱらう。前夜深酒をして無事帰宅したものの、どうやって帰宅したか記憶にないという経験はないだろうか。ましてや20代、30代という若い頃であれば、その様な記憶もあるだろう。問題なのは、なぜ誰しも起こりそうな事象なのに、ここまで騒がれたかだ。一番大きな要因は、当事者が人気アイドルグループであるSMAPの草なぎ剛氏であったからであろう。他の要因についてはここでは話がそれるため割愛する。大事なのは、誰しもあるようなことでも注目度が高ければ、ここまで連日マスコミのみならず、ブログ等のネットでも騒がれてしまうということだ。別に有名でない企業は安心して良いということではないが、上場企業や大手○社と呼ばれる企業は特に些細なことでも注意を払う必要があるということだ。

次に言えるのは、論調の傾向だ。確かに無責任な行動との批判もあった。逮捕されたのだから当然であろうが、にもかかわらず擁護発言が目立ったことだ。これは日頃の心掛けと言わないまでも、印象が影響したと言える。やはり危機管理広報が重要という風潮があるが、大事なのは普段からの姿勢であると言える。

そして一番印象深かったのが謝罪会見である。釈放された日に、謝罪会見を行っていることも評価の1つであるが、弁護士同伴の会見にもかかわらず、常習性など不利になるような内容であっても、自分の言葉で誠意をもって対応し、謝罪したことが印象的であった。

ただ残念だったのは、所属事務所の報道規制である。テレビの生中継や、インターネットなどでの映像や画像使用のNGを出したようだ。マイナスの情報を出したくない気持ちも解らなくはないが、隠す、抑えようとするとメディアはその逆をいく。広報の対応如何によっては、事実に関わらず論調さえも簡単に変わってしまうことを心に留めておく必要がある。

広報34箇条 有事の際は誠意ある対応が基本

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