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毎日プレゼンを行っている人たちがいる。自身のプレゼン、所属する団体のプレゼン、競合団体へのプレゼンと大忙しだ。永年の積み重ねがある筈だが、全く説得力がない。では何故政治家たちの発言には説得力がないのか。

取材時に自身の取り組みをアピールしたい、自身の属する政党(会社)を良く見せたい、競合よりも勝っていると思わせたいのは、政党も企業も同じな筈。問題のひとつは実現性に欠けることが挙げられる。財源の問題を明らかにせず、夢ばかりを語る。しかし具体性に欠けることは企業側でもある話だ。では決定的に違うのは何か。それは批判しかしないことではないだろうか。

勿論メディアが批判している部分だけをクローズアップしている可能性は十分にある。しかし企業で同じことが起こったら、次回からは慎む、話し方を変えるのではないだろうか。政治家には変わろうとする気配すら感じられない。仮に民主党が、自民党の批判ばかりをせずに、これまでの麻生政権を総括し、評価できるところは評価し、手法に問題があるのであれば具体的に指摘をするなどのことを行えば、今みたいな胡散臭さは出ないはずだ。

批判での失敗は、政治家だけでの問題ではない。記者は基本的に官公庁や規制などに対する批判が好きである。社長取材の場合、思わず誘導されてそのコメントを使われるケースがある。お役所を敵にまわしても変革すべきと言う強い想いがあるのなら別だが、不用意な発言は控えるべきであろう。また永年第一線の現場で戦ってきた営業出身の役員には、競合批判がポロっと出る場合がある。これも要注意だ。

競合批判は自己満足を満たすだけで、メディアにも相手にも何も伝わらないのだ。

広報63箇条 批判だけでは逆効果と認識せよ


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