広報100箇条

広報実務にヒントとなるノウハウを紹介していきます。 広報力向上に少しでも寄与できれば幸いです。

編集権

記事の事前確認の意味

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皆さんは掲載される前に記事を見たことはあるだろうか?永年広報担当をしていると何度となくその様な場面に出くわすことがある。よくあるのは、プレゼントパブリシティやイベント、新商品などの告知欄だろうか。編集部からFAXが送られてきて、×日×時までに確認下さいというものだ。しかし、この「確認してください」という意味を誤解している人が意外と多い。

記者から事前に記事確認を求めるのは、「数値や事実の確認がしたい」からであり、それ以外の理由はない。そのため、記載されている数値に誤りはないか、事実に誤りはないかだけを確認して返事をすれば良い。言い方を変えれば、「それしかやってはいけない」のである。

発信者側からすれば、当然のことながら商品などをこう説明したい、こう言いたいという強い想いがある。掲載前の記事を見ると、自分ならこう書きたい、こう変えたいと思うものである。しかし記事には編集方針があり、その記者の想いもあり、また大前提として編集権というものもある。つまり表現方法などは記者に任せるしかない。発信者側ができることは、発信者側の想いを伝えられる説明やリリース作りに注力するしかないのだ。記者も限られた枠、時間の中で、自身の読者などに対しどう伝えたら良いかをプロとして考えた結果である訳であり、それを否定するのは失礼なことである。それ以前に類似する多くの広報案件の中から当該案件を選択してくれたことに感謝するべきであろう。

偶に発信者側から記事確認を要求するという話を聞くことがあるが、これはもってのほかであり、広報のなかでは一番してはいけない行為の1つである。また記事確認の際、言葉尻まで細かく指示する方もおられるようだが、編集権を無視して自分の主張を通したいのであれば、お金を出して広告を出すべきである。不用意な発言でも記者は“圧力”として捉える場合があり、目前の記事は修正されても、今後忘れたときに思わぬしっぺ返しを食らう可能性も否定できない。

広報25箇条 「記事が出る前に見せて」は、絶対にやめよ!

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取材依頼がきたらすべきこと

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皆さんは取材依頼がきた際、どの様な基準で「受ける」「受けない」などの判断をされているだろうか。案件、発信者としてのタイミング、媒体、取材対応者スケジュールなどさまざまなことを検討し、取材可否を判断していることだろう。なかには媒体だけで選んでしまっていることもあるのではないだろうか。媒体がメジャーであれば報道時のプラス効果は大きいが、マイナス影響も同様であるので慎重に対処すべきであろう。

さてここで取り上げたいのは、取材を受ける際での「意図確認」である。どこまで事前に確認できるかという問題はあるものの、これを怠ってしまうと記者、取材対応者のお互いが不幸になるので要注意である。記者にとっての不幸は、あてが外れて記事に出来ないこと。取材対応側は、イメージと全く違う記事が出てしまうことだ。

記者は取材をする際、間違いなく記事(報道)のストーリーを想定している。取材により行うのは、その確認と肉付けである。仮にそのストーリー(仮説)が間違っていたとしても、報道されてしまえば事実となってしまう。取材が終わるまでに正しい認識に変えてもらわなければならない。間違えた報道をされたとしても、半分は説明不足という責任があることを認識せねばならない。そういう意味でも、事前確認と取材時での充分な説明(準備)が重要となる。取材対応者も、自分が言いたかったことが記事にならなかったでは、やはり良い思いはしないであろう。今後の取材に対する協力度合いにも影響してくる。

しかし、記者に根掘り葉掘りと事前の意図確認を必要以上にするのは、余り良い印象を与えないので、「方向性の確認」と「事前準備の為」位に留めておくのが無難である。何かを隠そうとしている、或いは編集権の侵害などととられてしまう可能性があるからだ。
また微妙な広報案件などを抱えている場合は、記者は間違いなく事前には言わないしストレートには聞いてこない。その辺りは、想定Q&Aの出番であろう。
理想は、突然の取材依頼でも、時期や媒体からおおよその予測が付くことではあるが…。

広報12箇条 取材依頼が来たらまず意図を確認し、充分な準備を

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