広報100箇条

広報実務にヒントとなるノウハウを紹介していきます。 広報力向上に少しでも寄与できれば幸いです。

論調

広報の品格

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広報活動は広告と違い、多額の費用が掛る訳ではない。また特に広報活動を行うための資格がある訳でもないため、ニュース性さえあれば非上場企業であれ、小さな店舗であれ、また個人でもできる。しかし広報活動を行えば必ず効果が出るというものではない。逆に安易に行うことで逆効果な場合もある。ではどの様にすべきなのか。

メディアを使った情報発信を行えば、多少の露出を得られるかもしれないが、それが広報活動と言える訳ではない。広報活動は“情報受発信活動”であり、受信体制も充実させなければならない。簡単に言えば、質問に誠実に答えるのみならず、当然聞かれると思われることは十分な準備をし、場合によっては先に答えることも必要であろう。つまり「言いたいことだけ言う」、「良く見せたいだけ」という行為は、仮に目前では効果を出せたとしても、何れは必ずボロが出る。

この自己中心的な考えの方々には、広報活動を行う資格はないと言っても過言ではない。当然だと思われる方も多いだろうが、意外に知らないうちにこの様な活動をしているケースは身近に多い。

解り易い例では、不祥事などでの不誠実な隠ぺい、偽証会見だろう。これについては言うまでもない。しかし、発信者側の都合で記者を集め会見はするものの、言いたいことだけ発言し、当たり障りのない質問は受け、話がそれると時間切れで逃げ切るというのは散見される。記者も人間であり、前向きな良い発表案件であっても、不誠実な対応でひとつで論調はいとも簡単に変わることは認識しておかなければならない。

とは言え、何も記者に媚は売る必要はない。読者や視聴者に良く見られたいのであれば、それを伝えてくれる記者には誠実な対応をすべきだろう。また記者は数値や品物だけを見ている訳ではない。発信者自体も報道の対象として見ていることを忘れてはならない。

広報80箇条 姿勢を見せるのが広報と認識せよ


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呼んで言えないはあり得ない

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広報案件の発表手法で、成功すれば効果が大きいもののひとつに記者会見が挙げられるだろう。しかしテレビなどで見る限りでは、上手く効果が出せているとは言えない、或いはやらない方が良かったと思える会見も目にする。ではどの様な会見がマイナス要素をだしているのか。

まず記者会見は何故、どの様な時に行うのか。大きく分けて2つの要素が挙げられる。まず出来る限り多くの人に伝える必要がある、伝えるに相応しい広報素材であることであろう。それにはそれ相応のニュース性が必要であり、事案的なニュース性のみならず、どこまで言えるのかということも含めて事前に検討する必要がある。

そしてもう一つの要素は、発信するだけでは理解が得られない場合である。リリースの一斉配布でも十分大きな報道効果を狙えるが、普段付き合いのない記者の場合、そのリリースだけでは十分な理解ができない。その様な記者に対し十分な説明ができること、また質疑応答ができるため、より深い理解が得られる。しかし逆説的に考えれば、十分な説明ができない、質問に答えられない場合は、記者会見を行うに相応しいとは言えないだろう。

参加する記者の立場からすると、呼ばれて来たのに言えないとはあり得ないということだ。余りひどいと、論調まで容易に変わってしまう。失言や、変顔ばかり報じられる、或いは今後の取材活動にも影響する場合がある。確かに営業政策上や相手がある場合に、言えないことがあることは理解できる。その場合は、言えない理由をはっきりと説明する必要があるだろうし、余り言えないことが多い場合は他の発表手法を検討した方が良い。

単に発信者として言いたいことだけを多くのメディアに取り上げて欲しいという安易な考えで記者会見を行うと痛い目にあう。記者会見を行うのであれば、それ相応の覚悟、準備が必要である。

広報68箇条 言えない状態でのニュース性を吟味せよ



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