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極偶にメディアリストの販売やプレゼントというフレーズを見かけることがある。メディアリストをいちから整備しようと思うと相当な時間と労力が掛る。また時間を掛けたからと言って簡単に整備できるものでもない。それが多少の費用で入手できるのであればこれほど楽なことはないだろう。しかし労力を掛けずに簡単に入手した多くのメディアリストをそのまま使って良いものだろうか?

まったく聞いたこともない会社から、自分の個人名宛で営業電話や書類が届いたことはないだろうか。確かに部署名宛とは違い本人に必ず届く。しかし性格にもよるだろうが、不信感が残らないだろうか。しかも個人情報の保護が重要視されているご時世である。どっかからリストを仕入れ、闇雲にばら撒いているのだろうと思われるのが落ちだ。

またメディアリストの件数の多さを謳い文句にしている様だが、多ければ良いものではない。会社の規模、業種、社歴、発表案件の内容などにより違うため一概には言えないが、500件も800件も送るものではなく、また案件により見直さなければならないものだ。多くのリストを入手したからと言ってこれで万全という訳ではない。

確かにメディアリストは重要なもの。だからこそ自身で作るべきである。見たこともない、掲載の可能性のない媒体に送り続けて何の意味があるのだろうか。露出したい媒体を実際に見て、その媒体特性を把握し、記事の切り口を盗み、業界動向まで学んだ上で、署名があればこれでリスト1件を入手できる。或いは1度電話をかければ済む話である。1日1件、20日で20件である。しかも自身のスキルアップ付きだ。

報道を勝ち取る、メディアとのリレーションを構築することは、楽して簡単にできるものではない。やはり実務を通じながら少しずつ整備強化していくのが最善と言えよう。

広報59箇条 メディアリストは自身で作るべし


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