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上場企業の約8割が3月決算であることからすると、現在多くの企業で2009年度経営予算の策定作業の追い込みの時期ではないだろうか。販売サービス部門、製造部門、開発部門、海外部門、管理部門などそれぞれの現場から年間での施策や目標数値が上がり、部門ごとでヒアリングなどを繰り返し、最終的に社長の決裁をいただくというのが一般的なのだろう。

広報部門としても要員計画、発表やイベントにかかわる経費、会社案内などのツールの制作費、Webメンテナンス費、広告費などを精緻に積み上げて計上することだろう。しかし広報部門の最終的に提出された綺麗な1枚物の予算書を他の部門が見た場合に、果たして具体的な広報部門の施策や取り組みがわかるだろうか?つまり、最終的な予算書を見ただけでは各部門の置かれている状況や具体的な施策などは見えてこないという訳である。

広報担当者は、全社の予算書に目を通すのは当然として、各部門の予算書の詳細版の入手を行うことに加え、各部門のヒアリングにも参画し、情報のみならずその際の社長や部門責任者の考えや雰囲気なども感じ取ることが望ましい。実際にリリースなどには書けないものの、その新商品などに対する本当の狙い、会社としての位置付け、意気込みなどの情報もメディアに伝えていく必要があるからだ。

記者は記事を足で稼げと言われるが、広報担当者も社内に隠れている広報素材を足で探してこなければならない。この慌しい予算策定作業ではあるが、広報担当者は格好の情報収集の機会と捉え、積極的に各現場へ足を運んではいかがだろうか。

広報3箇条 予算策定時に積極的な情報収集を!

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