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初めてのお客様に訪問する際などに、私はよくこう質問する。「御社の強みはなんですか?」と。なんでもない会話に思えるが、意外に回答はマチマチである。会社自身の強みではなくご自身の担当する商品の強みを言われる方もいれば、回答に詰まる方もいる。回答が強みになっていない方もいれば、当然「弊社の強みは〇△□です」と長々と言われる方もいる。しかし、強みを言い切られた隣の方に再度聞き直した場合、違う回答されるケースもある。

自社の取り組みや商品が報道されると嬉しいものだが、当然のことながら狙うのは「プラス報道」であり、掲載されたことによる効果を取り込むのが本来の目的である。しかし、あくまでもその報道をするのは第三者である記者であり、自分が理路整然と強みを理解した上で説明しなければならない。当然のことながら説明しても100%理解されるということはなく、また記者が事前に抱いている概念やストーリーを変えなければいけないということも念頭におく必要がある。

取材後に期待以上の報道がされたという経験はないだろうか。これは単に記者の文章力が優れているのではない。記者が取材時の情報を元に、御社や業界を検証した上で、なんとかニュースにしようと必死の分析を行った上で書いているからだ。本来これは広報担当の仕事ではないだろうか。好意的な記者が大勢いるとも限らないし、毎回当たるわけでもない。効果的な報道を勝ち取るには、自社の強みを検証する必要がある。強みは、自社が変わっていなくとも環境が変われば変化するものであり、定期的に再検証する必要がある。

また担当者によって強みがマチマチというのは、自社の強みを検証しきれていない証拠だ。担当者の業務分担や経歴により、想いもマチマチであることは非常に多い。一度ゆっくりと時間をとって、徹底的にディスカッションし共通認識の強みを再確認してみては如何だろうか。

この箇条を初心者向けと取るか、中上級者向けと理解するかはあなた次第。

広報23箇条 自社の強みを徹底分析せよ!

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