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広報担当者に必要な資質としてこれまで、前向きであることバランス感覚について述べてきた。最後にコミュニケーション能力について書く。ここで申し上げたいのは、言語的能力や談話能力ではない。英語スキルがあることが即ちコミュニケーション能力があると勘違いしている人も多いが、そのことでもない。余りにも間違った自己主張が横行しているので、そのことを言いたい。

間違った自己主張とは何を差すか。解り易いのは、朝までの討論番組や多くの政治家の発言である。彼らは非常に力強く発言している。声も大きいせいか、インパクトも強い。しかし、彼らは自分の思ったこと、言いたいこと、自分の立場しか言ってはいない。決してキャッチボールはしていない。お互いが、自分はこんなに強く投げられるのだと誇っているだけである。単なる自己満足に過ぎない。どんなに調査をして確固たるデータを元に発言していても、相手には怒っている、言いたいことを言っている、くらいしか伝わっていないのだ。

私の思う自己主張、コミュニケーションとは、自分の思っている様に物事を進めていくことである。そのためには、勿論誇大して発言した方が効果ありの場合もあれば、黙っていた方が伝わる場合もある。また横道にそれながらも相手の理解を少しずつ得ていき、結果的に自分の描いたGOALに近づけていくやり方もある。発言は手段であって、目的ではない。発言したから伝わるものでもない。言ったかどうかも関係ない。問題は伝わったかどうかだ。同じ内容でも相手によってスキルなどもさまざまなため、話し方も変わるはずだ。
相手に伝わっているかどうかの検証は、常に心掛けたいことだ。

広報33箇条 真のコミュニケーション能力を身につけよ!

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